ファスティングのすすめ｜岡山市の鍼灸・玄米酵素「ムネトモ鍼灸院」

ファスティングのすすめ

2023.11.28

ファスティング
玄米酵素

ファスティングのすすめ

記事概要

ファスティングは身体にとって非常に良いものですが、施術しながら皆さんとお話ししてみると期待が大きすぎたり、間違ったイメージで始めてしまう方も多いようです。これからファスティングを始めよう！と自分に合うファスティングを探しておられる方のためにまとめてみました。

ファスティングの文化

世界でファスティングの盛んな国はどこでしょうか？

イスラム圏の国々では、「ラマダン」という日中の食事を禁じる時期が設けられており、定期的に断食をしています。一般的なものは１日完全に何も食べないのではなく、日没になると食べるのがOKになります。宗教的には、キリスト教や仏教でも断食を行う習慣があります。やり方は様々ですがかなり辛抱が伴うものもあり、“食事を通して精神性を整える”という側面も併せ持っているようです。

ファスティングの現代的意義

私たちが普段よく目にするファスティングは、主にお腹のリセットを促し、体の健康状態を高める目的で行われています。

私も７日間の断食合宿に参加したことがあります。完全な断食ではなく、お茶や水は自由に飲み、少量の玄米酵素と塩分補給のための梅干しが用意されていました。参加者は、安全な断食を学びたい・体の調子を整えたい、という「健康目的」で参加しておられました。中には、健康上のお悩みをお持ちの方や、病気で死にかけてこれではいけないと一念発起して食事に興味を持たれた方もおられましたね。

ストイックな断食をするためには、良い環境・体力・勉強する努力。さらには、仕事を休むなどの調整も必要ですので、いつか挑戦してみたいと思ってはいてもなかなかハードルを越えるのは難しいものです。

皆さんも、断食には精神的なタフさが求められるような印象がありませんか？

「プチ・ファスティング」の発想

本来、「断食」は“食事を摂取しない”という意味があるものです。しかし、本格的な断食の前後には肉食・脂を控え、お腹に優しい食事をしなければ逆に体調を崩してしまいます。断食期間中には、入浴中にめまいなどを経験される方もおられるので、断食による体の反応に対する正しい知識も大切です。また、終了後にはお粥などで「回復食」という段階をゆっくり踏む必要もあります。

そのような本格的な断食ではなくても、カラダのリセット効果を期待できる断食法を手軽に行いたい、という考えが取り込まれて「プチ断食」が生まれました。

実際、16時間空腹の状態を作り出してあげるだけで、身体の中では「オートファジー」という機能が働き始めます。これは、食事から取り入れたものではなく、カラダの中の「自己タンパク」を分解し再処理することにより再利用する・というものです。

この機能が、16時間空腹だと発現しやすいとのことで「16時間ダイエット」という言葉も生まれ、１日に満たない時間であってもファスティング（断食）は効果的と知られるようになりました。

普通にお仕事をしながらでも手軽にライフスタイルに取り入れられる「プチ・ファスティング」「プチ断食」は魅力的ですよね。

何を目指して「プチファスティング」をすればいい？

プチ・ファスティングの目指すところは、ズバリ「胃腸の休憩」です。

皆さんも、肝臓のためにお酒を我慢して「休肝日を設けましょう」というのはお聞きになったことがありますよね。

日頃お世話になっている内臓君たちには休みがありません。人間様は一般的に週休２日制ですが、胃や腸には休みがなく、５時間も時間があけばお腹が空いて、次なる消化活動に励んでくれています。そんな内臓に休みをあげようという事が目的ですね。　痩せようというのはサブ的な目標に留めておいた方がいいと思います。

減量を目指す「プチファスティング」は　やらないで

私も７日間の断食しましたが、体重は２キロぐらいしか減りませんでしたね。「プチファスティング」は５００gくらいしか減らないので、　それは単に食事を取らないことによって質量が減ったことを指す程度ですし、むしろ水分を摂って体重が減らないようにした方が体への負担は減るので体重を減らそうとはしないでください。

「えーじゃあファスティングの意味がない」とおっしゃるかもしれません。皆さんは「プチファスティング」するのは「痩せたいからなのに」とおっしゃると思います。

心配は無用です。

プチファスティング後に１週間後にゆっくりと　体重が減ってきます。